パルクス注5μg・10μg・ディスポ10μg 配合変化試験結果
〔実験方法〕
Ⅱ.輸液中における市販注射剤との配合
パルクス注(1mLまたは2mL)と市販注射剤1アンプル(1バイアル)を輸液中で配合した。添付文書に乳酸塩との配合を避けるよう記載があり、フィジオゾール3号、ハルトマン液pH:8のいずれにも乳酸が処方されていることから、輸液として生理食塩液を使用した。
〔観察項目〕
試料の外観、pH、粒子径(平均±SD)を配合直後、3、6、24時間後に測定した。また、PGE1含量を配合直後と24時間後に測定し、配合変化のみられたものはその前の測定ポイントにおけるPGE1含量を測定した。なお、外観変化あり、平均粒子径300nm超、PGE1含量が配合直後と比し90%未満のいずれかが認められた場合を配合変化がみられたものとした 。
輸液:生理食塩液
商品名 | 販売会社 | 含量/容量 | リポPGE1 | 項目 | 0h | 3h | 6h | 24h |
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チエナム点滴静注用0.5g | MSD | 0.5g | 2mL | 外観 | 変化なし | 変化なし | 変化なし | 微黄色 |
pH | 7.00 | 6.97 | 6.95 | 6.47 | ||||
粒子径(nm) | 211±63 | 208±61 | 215±66 | 220±69 | ||||
PGE1含量(%) | 100.0 | 未測定 | 未測定 | 98.4 |